TOYOTA RACING ル・マン前最後の一戦に臨む
スパ・フランコルシャン6時間レース プレビュー
TOYOTA RACINGは、5月9日(土)に決勝が行われる2026年FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦「スパ・フランコルシャン6時間レース」に臨みます。ドイツのケルンに本拠地を置くチームにとって、ホームレースの一つです。
3週間前に行われた開幕戦イモラ6時間レースでは、アップデートされたTR010 HYBRIDが、鮮烈なデビューウインを達成。マニュファクチャラーズ選手権およびドライバーズ選手権の双方で首位に立つ、理想的なシーズンスタートとなりました。8号車のセバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮組が優勝、姉妹車である7号車のマイク・コンウェイ/小林可夢偉/ニック・デ・フリース組も3位に入り、ダブル表彰台を獲得しています。
TOYOTA RACINGは、前戦の勢いそのままに、 2026年シーズン第2戦・スパへと挑みます。スパ・フランコルシャンは、多くのドライバーやファンに愛されてきた伝統のサーキット。アルデンヌの森を縫うように走る全長7.004kmのレイアウトは、高速かつ起伏に富んだセクションと、タイトでテクニカルなセクター2が組み合わさった、非常に特徴的な構成です。
本大会は、6月13日(土)から14日(日)に開催されるル・マン24時間レースを前に、チームオペレーションの最適化を図る最後の実戦機会であると同時に、エンジニアとドライバーがTR010 HYBRIDの準備を進めるうえでも重要な場となります。オー・ルージュ〜ラディオン、プーオン、ブランシモンといった高速コーナーに加え、長い全開区間となるケメル・ストレートでは、サルト・サーキットに近い車両セットアップが求められます。
スパは、富士スピードウェイと並ぶWECにおけるTOYOTA RACINGのホームレースです。ベルギーで開催されたこれまで13戦で、ポールポジション4回、優勝8回、表彰台14回という輝かしい実績を残してきました。
レースウイークには、ケルンを拠点とするTOYOTA RACING GmbHから多くのスタッフが現地に駆けつけ、また、トヨタの欧州本社であるToyota Motor Europe(ブリュッセル)からの従業員も足を運ぶ予定となっており、ホームレースならではの後押しを受けながら戦います。
なお、現行ハイパーカーに加え、最新のエンジン技術もスパの舞台で披露されます。内燃機関ならではのサウンドと感覚を備えつつ、排出ガスをほぼゼロに抑える水素エンジンが搭載されたGRヤリスが、決勝スタート(14時)直前にパレードランを実施する予定です。
ドライバーコメント
小林可夢偉(チーム代表兼ドライバー/7号車)
チーム全員の努力のおかげで、イモラで素晴らしいシーズンスタートを切ることができました。この勢いをシーズン通して維持していきたいと思っています。スパ・フランコルシャンも私たちにとって重要なレースです。ホームレースの一つであるだけでなく、ル・マンに向けた準備においても大きなステップとなります。TR010 HYBRIDはイモラで力強い走りを見せてくれたので、手応えを感じていますが、スパで最高のパフォーマンスを発揮するためには、さらに努力を重ねる必要があります。
マイク・コンウェイ(ドライバー/7号車)
スパでレースをすることが大好きです。WECシーズンの中でも特に盛り上がるレースの一つです。過去には良い成績を残してきましたし、イモラでのシーズン開幕戦で好スタートを切れたことを考えると、再び上位争いに加われると期待しています。しかし、我々は、イモラでハイパーカー勢の実力差がどれほど僅かだったかを目の当たりにしたので、ミスやパフォーマンスを落とすことは許されません。
ニック・デ・フリース(ドライバー/7号車)
スパで再びレースができるのが楽しみです。特に、チームにとっても個人的にもホームレースの一つで、私の故郷であるオランダに最も近い場所だからです。スパにはいつも大勢の観客が集まり、特別な雰囲気に包まれるので、今回も素晴らしいレースになることを期待しています。ファンの皆さんに最高のレースをお見せできればと思っています。
セバスチャン・ブエミ(ドライバー/8号車)
スパは本当に特別なサーキットで、ドライブするのがとても楽しく、同時に非常にチャレンジングなコースです。歴史的な場所で、レース界のレジェンドたちがここでレースをしてきましたし、私たちのチームにとっても数々の勝利を含め、たくさんの思い出があります。今でもハイパーカーを全開で走らせると笑顔になりますし、走り出す瞬間が待ちきれません。
ブレンドン・ハートレー(ドライバー/8号車)
ほぼすべてのドライバーにとって、スパは最も挑戦的でやりがいのあるサーキットの一つだと思います。起伏のあるコースレイアウトと高速コーナーが特徴的な、昔ながらのサーキットです。正確さと集中力が求められる、まさにドライバーズサーキットです。TR010 HYBRIDのデビュー戦で優勝し、シーズンを最高の形でスタートできました。スパ、そしてル・マンでもその勢いを維持できるよう、全力でプッシュします。
平川亮(ドライバー/8号車)
これ以上ない形でシーズンをスタートでき、これからもっと多くのレースで勝ちたいという気持ちが高まっています。スパは本当に楽しいサーキットで、そこでレースをするのは大好きです。ただ、高速セクションでの最高速と、セクター2でのダウンフォースの間で、クルマのバランスの落としどころを探らなければならないので、マシンのセッティングが難しいです。これはル・マンと似ているので、良い準備になりますね。
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